米国政府閉鎖リスクと今夜のJOLTSで相場は動く?
皆さん、こんにちは!
FXのトレードをしている皆さん、最近の相場は「もみ合い」が続いていて、少しやりにくいと感じていませんか?
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もみ合いとは:価格が一定の範囲内で上がったり下がったりを繰り返し、はっきりとした方向感がない状態のことです。
今、ドル円相場は、**「米国政府閉鎖リスク」**という大きな不安要素を抱えています。この記事では、このリスクがなぜドルの重しになっているのか、そして今夜発表される「JOLTS求人件数」という指標がどうなるかを、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、今後の相場を冷静に迎えるためのヒントが見つかるはずです。
1. ドルの重し「米国政府閉鎖リスク」とは?
アメリカでは、9月30日までに新しい予算案が議会で承認されなければ、10月1日から政府機関の一部が閉鎖されてしまいます。これが「米国政府閉鎖リスク」です。
1-1. なぜこれがドルの重しになるの?
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政府閉鎖の不安:
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政府閉鎖が起こると、連邦政府の経済統計(雇用統計やCPIなど)の公表が停止される可能性があります。
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経済の状況が分からなくなると、FRB(アメリカの中央銀行)が、今後の金融政策をどう決めるか、判断に支障が出てしまいます。
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エコノミストたちは、「霧の中を目隠しで飛んでいるような状況」だと警鐘を鳴らしています。
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この「先行き不透明感」は、ドルの「安全な通貨」としての信頼性を揺るがし、ドルが売られる要因となります。
1-2. 過去の政府閉鎖はどうだった?
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2013年:政府閉鎖が起きた際には、雇用統計などの公表が延期されました。
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2018~2019年:この時は、事前に予算が確保されていたため、主要な統計は予定通り公表されました。
このように、政府閉鎖の影響がどれくらいになるかは、その時の状況によって異なります。しかし、いずれにせよ、投資家にとっては**「予測できないリスク」**となるため、取引を控える傾向が強まり、相場全体が動きにくくなります。
2. 今夜発表の「JOLTS求人件数」徹底解説
今夜、日本時間23時には、**「JOLTS求人件数」**というアメリカの経済指標が発表されます。
2-1. JOLTS求人件数とは?
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JOLTS(Job Openings and Labor Turnover Survey):米労働省が毎月発表する、企業が出している求人広告の件数を示す指標です。
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なぜ重要?
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この指標は、雇用市場の強さ(企業がどれだけ人を雇いたいか)を知る上で重要な手がかりとなります。
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雇用が強ければ、景気が良いと判断され、FRBの利下げが遠のきます。
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2-2. 過去の動きと今回考えられるパターン
過去のJOLTS発表時の値動きを参考に、今夜の動きを予測してみましょう。
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前々回:市場予想を若干下回り、20pipsほどの変動に収まりました。
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前回:市場予想を下回り、50pipsほど下落しました。
この過去の傾向と、今回の市場予想(前回より若干低い)を踏まえると、以下のパターンが考えられます。
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パターン①:予想通り、または若干下回る
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この場合、20~30pipsほどの限定的な変動になる可能性があります。
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パターン②:明確に予想を下回る
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この場合、雇用が弱くなったことが強く意識され、50pipsほどの下落になる可能性があります。
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パターン③:予想を上回る
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これは市場にとって「サプライズ」となるため、雇用が強いと判断され、50pipsを超える上昇になる可能性があります。
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3. JOLTS発表が抱える「不確定要素」
しかし、今回のJOLTS発表は、政府閉鎖リスクという不確定要素を抱えているため、普段とは少し違う考え方をする必要があります。
3-1. 避けたい2つのパターン
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パターン①:反応も低下する可能性
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政府閉鎖リスクへの警戒から、多くの投資家が取引を控えています。
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そのため、JOLTSの結果がどうであれ、普段ほど市場が反応しない可能性があります。
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この場合、無理にトレードをすると、小さな値動きで損失を出すリスクがあります。
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パターン②:一時的に大きく動き、その後全戻しする可能性
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政府閉鎖リスクによって、市場のボラティリティー(値動きの変動幅)が低下しています。
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そのため、JOLTS発表で少しまとまった取引が行われただけで、一気に価格が変動し、想定以上の大きな値動きになる可能性があります。
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しかし、その動きは一時的なもので、すぐに元の水準に戻ってしまう**「全戻し」**になるリスクもあります。
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3-2. 避けるべきは「全戻しに巻き込まれる」こと
今回のJOLTS発表で最も避けたいのは、②のパターンの「全戻し」に巻き込まれることです。
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どうすればいい?
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発表直後の値動きに「乗り遅れた!」と思っても、焦ってエントリーするのはやめましょう。
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発表後の値動きが落ち着いてから、相場の方向性を見極めるのが賢明です。
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まとめ:ニュースを「点」ではなく「線」でつなぐ
今回のJOLTS求人件数は、米国政府閉鎖リスクという特別な状況の中で発表されます。
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JOLTS:雇用市場の強さを示す指標。結果が弱いとドルが売られる。
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政府閉鎖リスク:ドルの信頼性を揺るがし、ボラティリティーを低下させる。
この記事で学んだことを活かして、今後のFXトレードに役立ててください。
