ドル円157円手前:求人件数上振れとFOMC直前の相場シナリオを徹底解説
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皆さん、こんにちは!
今週のFX相場は、米国経済の底堅さを示すデータと、日米の金融政策への思惑が交錯し、ドル円(USD/JPY)が157円手前まで上昇するという、非常に緊張感のある展開となっています。
この記事では、
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なぜ、求人件数の結果でドル買いが加速したのか?
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FOMCと日銀会合を控えた市場のシナリオとは?
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次期FRB議長候補の発言がなぜ注目されるのか?
といった疑問を、FXを始めたばかりの方にも分かりやすく、丁寧に解説していきます。
1. ドル円157円手前:求人件数上振れでドル買い加速
現在、ドル円は156円台後半で推移しており、約2週間ぶりの安値圏(ドル高・円安)となっています。
1-1. 昨夜の上昇理由:JOLTS求人件数の「上振れ」
昨夜発表された米JOLTS求人件数は、市場の予想を上回る結果となりました。
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結果:求人件数が予想より多かったことは、「アメリカの景気は底堅い」ということを示しています。
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市場の反応:
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景気が強ければ、FRB(アメリカの中央銀行)が利下げを急ぐ必要性が薄れます。
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これにより、米国の長期金利が上昇し、金利差を意識した円売り・ドル買いが加速しました。
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1-2. 今日の相場見通し:FOMC待ちと介入警戒
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FOMC待ち:日本時間明日未明にFOMCの結果発表を控えているため、本日の東京市場では、様子見ムードからドルの上値は重くなると見られます。
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介入警戒:一方で、円安が進んでいるため、日本の当局による「口先介入」(円安をけん制する発言)への警戒感が高まっています。もし、強いけん制がなければ、157円台を試す展開になる可能性があります。
2. 明日のFOMCと日銀会合:市場が見るシナリオ
今週と来週は、日米の中央銀行によるビッグイベントが続きます。
2-1. FOMC(明日未明):タカ派的利下げ?
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市場コンセンサス:0.25ポイントの利下げが確実視されています。
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注目ポイント:
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しかし、エコノミストは、今回は「タカ派的な利下げ」(利下げはするが、今後は慎重だという姿勢)になる公算が大きいと見ています。
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理由:インフレ率が目標を上回っており、複数のFRB当局者が年内の追加利下げに慎重だからです。
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影響:タカ派的なメッセージが出れば、ドル高は続く可能性があります。
2-2. 日銀会合(来週):利上げ期待と介入リスク
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市場コンセンサス:来週の日銀会合では、0.25ポイントの利上げがほぼ確実視されています。
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円安圧力の再燃:利上げ期待があるにもかかわらず、高市政権の財政政策への懸念などから、円安圧力が再燃しています。
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介入リスク:エコノミストは、「日銀利上げに前後した介入リスクに注意が必要」と指摘しています。
3. 次期FRB議長候補ハセット氏の発言と懸念
トランプ政権下での次期FRB議長人事にも注目が集まっています。
3-1. ハセット氏の「大幅利下げ」発言
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発言:次期FRB議長の最有力候補とされるハセットNEC委員長は、「データが示せば、大幅な利下げ(0.25ポイントを超える)には十分な余地がある」と述べました。
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トランプ氏との連携:ハセット氏はトランプ大統領の考え(積極利下げ)と一致しており、市場は彼が議長になれば、FRBの政治的独立性が維持できるのかという点を懸念しています。
3-2. 市場の懸念事項
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独立性の喪失:もしFRBが政治的圧力に屈して利下げを行えば、インフレが再燃し、長期的には経済に悪影響を及ぼす可能性があります。
ハセット氏は「自分の判断に従う」と述べていますが、市場の疑念は晴れていません。
4. BOE(英中銀)の動向:利下げ観測の後押し
英国でも金融政策に関する発言がありました。
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MPCメンバーの発言:
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マン委員:「雇用見通しの弱さがインフレ懸念を和らげる」
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ラムズデン副総裁:利下げを好む意向を示唆。
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市場の見方:これらの発言は、利下げ観測を後押しし、英国債が買われる(金利低下)要因となりました。
まとめ:ニュースを「点」ではなく「線」でつなぐ
今回のドル円の上昇は、「米景気の底堅さ」と「日米金融政策の温度差」が重なった結果です。
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ドル高要因:強い求人件数、タカ派的利下げ観測。
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円安要因:日銀利上げ期待があるものの、介入警戒感との綱引き。
この記事で学んだことを活かして、明日のFOMCと今後の相場に備えてください。
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