今週はイベント目白押し:日銀利上げ、米雇用統計、CPIが占う2026年の相場シナリオ
このブログで用いている相場の見方と予想の仕方はこちら
皆さん、こんにちは!
今週のFX相場は、今年を締めくくり、来年2026年のトレンドを占う上で極めて重要な一週間となります。週明けのドル円(USD/JPY)は155円台後半で推移しており、嵐の前の静けさのような状況です。
この記事では、
-
今週の注目指標と、それぞれの発表スケジュール
-
日銀会合で「利上げ」は本当にあるのか?市場の織り込み具合は?
-
米雇用統計・CPIの特殊事情と、市場が見ているシナリオ
-
先進国の利下げサイクルに異変?BOEとECBの動向
といった疑問を、FXを始めたばかりの方にも分かりやすく、丁寧に解説していきます。
1. ドル円155円後半:週明けの相場状況と注目スケジュール
まず、現在の相場状況を整理しましょう。ドル円は155円台後半で推移しています。
1-1. 現在の状況:様子見ムード
-
前週末の動き:米長期金利の上昇を受けて一時156円台前半まで上昇しましたが、その後は押し戻されています。
-
今週の雰囲気:重要イベントが目白押しのため、投資家の間では「結果を見極めたい」という様子見姿勢が強く、積極的な売買は手控えられています。
1-2. 今週の注目スケジュール(日本時間)
今週は以下のイベントに注目が集まります。
-
15日(月):日銀短観(発表済み)
-
16日(火):米雇用統計(11月分など) ★超重要
-
18日(木):米消費者物価指数(CPI)、BOE(英中銀)政策金利発表
-
19日(金):日銀金融政策決定会合 ★超重要、ECB(欧州中銀)関連
2. 日銀会合:「利上げ」は既定路線?市場の視点
今週最大のイベントの一つが、19日の日銀金融政策決定会合です。
2-1. 利上げは「織り込み済み」
-
市場の見方:エコノミストの多くは、今回の会合での「利上げは既定路線」と見ています。
-
焦点は「その後」:すでに利上げ自体は市場価格に反映(織り込み)されているため、注目は「植田総裁の会見」に移っています。
2-2. 植田総裁の発言に注目
-
中立金利:植田総裁が、今後の利上げのゴール(到達点)についてどう説明するかが焦点です。
-
市場の関心:「中立金利推計の下限は利上げ到達点を意味しない」と明確に説明するかどうか。つまり、「まだまだ利上げを続ける気があるのか?」という点を見極めようとしています。
3. 米雇用統計・CPI:今回特有の「注意点」とシナリオ
今週発表される米国の雇用統計とCPIには、いつもとは違う「特殊事情」があります。
3-1. 政府閉鎖による「データの信頼性」
-
特殊事情:米政府機関の一部閉鎖により、データ収集が遅れたり、複雑化したりしました。
-
注意点:そのため、エコノミストは「今週公表のデータの信頼度には限界がある」と指摘しています。1月上旬に発表されるデータの方がより重要視される可能性があります。
3-2. 市場が見込むシナリオ
-
雇用統計(16日):
-
予想:非農業部門雇用者数は5万人増、失業率は4.5%と見込まれています。
-
意味:低調ながらも急速な悪化は見られない、という内容なら安心感が広がります。
-
-
CPI(18日):インフレが高止まりしているかどうかが焦点です。
3-3. 2026年を占うカギ
これらのデータは、FRBが「金融緩和の終了に近いのか(利下げ打ち止め)」、それとも「一段の利下げが必要か」という、来年の金融政策を占う上で重要なヒントになります。 債券市場では、インフレ高止まりでも「来年2回の利下げ」を織り込んでおり、雇用統計の結果次第で金利が大きく動く可能性があります。
4. 先進国の利下げサイクル:失速の兆し?
世界に目を向けると、先進国の「利下げサイクル」に変化の兆しが見えています。
4-1. 「利下げ一服」の可能性
-
現状:年初には連続的な利下げが見込まれていましたが、その勢いは失速しつつあります。
-
理由:トランプ大統領の関税措置への懸念や、世界経済の底堅さが影響し、各国中銀は「様子見」の姿勢を強めています。
4-2. 今週のBOEとECB
-
BOE(英中銀):18日の会合で利下げが予想されていますが、これが「最後の利下げ」になるかどうかが注目されています。
-
ECB(欧州中銀):成長率予測を上方修正する見通しで、金利据え置きの姿勢が定着すると見られています。
まとめ:2026年の相場を決める一週間
今週は、日米欧の金融政策の方向性が定まる、非常に重要な一週間です。
-
日本:利上げサイクル入りが確定するか。
-
米国:雇用とインフレのデータが、来年の利下げ回数を決める。
-
欧州:利下げサイクルが一旦終了するか。
これらの結果が、来年2026年のドル円相場のトレンドを決定づけることになります。短期的な値動きだけでなく、「中央銀行のメッセージ」をしっかり読み解くことが重要です。
運営者情報
運営者:FX研究ブログ
管理者:ブタメン
略歴:管理人はファンダメンタルズ分析をメインとするトレーダー
ドル円をメインに分析解説を行っております。
2025年より当ブログを運営
X:ブタメンFX


