FOMC後のドル安と日銀利上げ観測:失業保険急増で相場はどうなる?
このブログで用いている相場の見方と予想の仕方はこちら
皆さん、こんにちは!
今週は、FOMC(連邦公開市場委員会)の利下げ決定を受け、為替相場が大きく動いています。ドル円(USD/JPY)は、一時154円台まで下落した後、現在は155円台半ばまで戻していますが、依然として不安定な動きが続いています。
この記事では、
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なぜドル円は下落し、その後反発したのか?(FOMCと失業保険の影響)
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2026年に向けて「円買い」を推奨するプロの理由とは?
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来週に控えた日銀会合で、利上げはあるのか?
といった疑問を、FXを始めたばかりの方にも分かりやすく、かつ深く解説していきます。
1. ドル円155円後半:乱高下の理由と現在の立ち位置
まず、直近のドル円の動きを整理しましょう。
1-1. 下落の理由:FOMC後のドル安基調と失業保険の急増
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FOMCの影響:先日のFOMCで3会合連続の利下げが決定され、パウエル議長が労働市場のリスクを強調したことで、市場ではドルを売る動き(ドル安)が続いています。
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失業保険の急増:さらに昨夜発表された米新規失業保険申請件数が、前週比4.4万件増の23.6万件と、コロナ禍以来の大幅増となりました。
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市場の反応:労働市場の悪化懸念が強まり、一時的にドル売りが加速し、ドル円は154円95銭まで下落しました。
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1-2. 反発の理由:米国債利回りの上昇
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反発:しかし、その後は米長期金利が上昇したことを受けて、ドルが買い戻されました。
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底堅さ:エコノミストは、「155円付近ではドル買いも見られ、下値は堅い」と分析しています。
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理由:失業保険の急増は「感謝祭の休暇を挟んだ季節要因による振れ」である可能性もあり、市場は「急増を深読みすべきではない」と冷静に見極めようとしている側面もあります。
2. プロの視点:2026年にかけての「円買い」推奨
短期的な動きとは別に、長期的な視点では「円買い」を推奨する声が出ています。
2-1. ノムラのエコノミストの見解
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推奨:2026年にかけて円買いを推奨しており、ターゲットは142円50銭(現在の水準から約9%の円高)です。
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理由①:円安への抵抗:円安が日本政府にとって「アキレス腱」となり、これ以上の円安を容認しない可能性があるため。
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理由②:金利差の縮小:日銀の利上げと米国の利下げにより、日米の金利差が縮小し、円を売ってドルを買う「キャリートレード」の魅力が低下するため。
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理由③:リスクヘッジ:テクノロジー株などの調整局面で、円が安全資産としての役割を取り戻す可能性があるため。
3. 来週のビッグイベント:日銀会合と利上げの行方
来週18日・19日は、いよいよ日銀の金融政策決定会合です。
3-1. 日銀ウォッチャーの予想:「全員が利上げを予想」
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コンセンサス:ブルームバーグの調査によると、エコノミスト50人全員が、今回の会合で0.25ポイントの利上げ(0.75%へ)が決まると予想しています。
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背景:植田総裁が「利上げの是非について適切に判断したい」と明言しており、市場は利上げをほぼ確実視しています。
3-2. 焦点は「その後のペース」と「中立金利」
市場の関心は、今回の利上げの有無ではなく、「その先」に移っています。
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利上げペース:6割超のエコノミストが、今後は「半年に1回程度」のペースで利上げが進むと見ています。
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中立金利:日銀が考える「景気を熱しも冷やしもしない金利水準(中立金利)」がどこにあるのか、そのヒントが示されるかが注目されます。
4. 今後のFXトレード戦略
来週は、日銀会合や米国の重要指標が目白押しです。
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短期的:週末を控えて様子見ムードが強まり、ドル円は155円台でのもみ合いが予想されます。
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長期的:日銀の利上げと米国の利下げという大きな流れの中で、円高・ドル安の圧力が徐々に高まっていく可能性があります。
まとめ:ニュースの「点」ではなく「線」でつなぐ
今回の相場は、「米国の雇用悪化懸念」と「日銀の利上げ確実視」という二つの大きな流れが交差しています。
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ドル:雇用データの悪化で上値が重い。
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円:来週の利上げを控え、底堅い動き。
この記事で学んだことを活かして、来週のビッグイベントに備えてください。
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