日経平均初の6万円突破とドル円160円の「怪」―― 中東不安でも「株高」な理由と、プロが教える有事の出口戦略
このブログで用いている相場の見方と予想の仕方はこちら
【FXファンダメンタルズ分析法動画】
皆さん、こんにちは。
2026年4月23日、私たちは今、歴史の教科書に刻まれるような「奇妙な相場」の真っ只中にいます。
現在、ドル円は159円台でガッチリと固まり、心理的な壁である160円を虎視眈々と狙っています。
その一方で、なんと日経平均株価が史上初の「6万円台」に到達するという、一見すると矛盾した現象が起きています。
「中東で戦争が続いているのに、なぜ株が上がるの?」
「160円を目前にしたドル円、今から買うのは危険?」
「次期FRB議長人事が為替にどう影響する?」
こうした疑問を抱え、情報の波に飲み込まれそうなFX初心者〜中級者の皆さんのために、冷静に資産を守り、かつ攻めるための戦略を徹底解説します。
1. ドル円159円台:160円の「見えない天井」と介入への極限神経戦
まずは、現在のドル円相場の緊迫した立ち位置を整理しましょう。
現在のレート:ドル円は 159円台前半から半ば で推移。
値動きの背景: 米国とイランの停戦延長が決まったことで「最悪の爆撃」は回避されましたが、肝心の「ホルムズ海峡」が実質封鎖されたままです。
この「エネルギー危機の長期化」がドルの下値を強力に支えています。市場の心理: 投資家は「160.00円」を、日本の財務省が実弾介入(円買い)を放つ絶対防衛圏と見ています。159円台後半に入ると、いつハンマーが振り下ろされるか分からない恐怖から、買いが手控えられる「もみ合い」の状態が続いています。
2. なぜ「中東不安」なのに「史上最高値の株高」が起きているのか?
普通、戦争が起きれば株は売られる(リスクオフ)ものです。
しかし、2026年4月の市場はこれまでの常識を覆しています。
🤖 理由:AI(人工知能)期待が戦争の恐怖を飲み込んだ
今、市場を動かしているのは「ミサイル」ではなく「半導体チップ」です。
AIインフラの爆発的需要: 米国の巨大IT企業によるデータセンター投資が止まりません。
ディスコなどの好決算: 国内でも半導体関連(ディスコなど)が予想を上回る業績を発表し、「戦争で原油が上がっても、AIの成長力の方が圧倒的に強い」という確信が投資家に広がりました。
📊 市場参加者の見方
三井住友DSアセットマネジメントの市川氏は、「中東の緊張緩和への期待と、企業の稼ぐ力が組み合わさり、リスクを取る意欲(リスク許容度)が回復している」と分析しています。
これが「有事のドル買い」と「成長期待の株買い」が同時に起きる、特殊な相場の正体です。
3. 【深掘り】イラン情勢とホルムズ海峡の「不都合な真実」
一方で、地政学リスクが消えたわけではありません。
現場からは不穏なニュースが絶えません。
🚨 情報錯綜:平和の嘘と現実の銃撃
双方の発信: トランプ大統領は「協議は順調だ」と言い、イランのアラグチ外相は「停戦中は海峡を開ける」と言いました。
現場の現実: 現実は残酷です。武装したイランの小型艇が商業船に発砲する事件が発生。米海軍はイランの貨物船を拿捕し、海上封鎖を続けています。
市場の冷めた視点: 「結局、まだ石油は流れていない」
この事実が、原油価格を1バレル=100ドル(ブレント)付近に張り付かせています。
双方の発信: トランプ大統領は「協議は順調だ」と言い、イランのアラグチ外相は「停戦中は海峡を開ける」と言いました。
現場の現実: 現実は残酷です。武装したイランの小型艇が商業船に発砲する事件が発生。米海軍はイランの貨物船を拿捕し、海上封鎖を続けています。
市場の冷めた視点: 「結局、まだ石油は流れていない」
この事実が、原油価格を1バレル=100ドル(ブレント)付近に張り付かせています。
⚠️ エコノミストたちの警告
多くのプロは、「包括的な合意にはあと半年はかかる」と見ています。
つまり、私たちが今経験している「高い電気代・ガソリン代」と「円安」は、短期間では終わらない「長期戦」になる可能性が高いのです。
4. 原油価格の現状 ―― 「石油が止まる期間」がトレンドを決める
「原油が高い = 日本にとっての円安圧力」という方程式は、今も健在です。
現状: WTI原油は90ドル超、ブレントは100ドル超。
需給の歪み: 中東からの供給が減る中、世界は米国の石油に依存しており、米国の原油輸出は過去最高を更新しています。
今後の焦点: BOKフィナンシャルのデニス・キスラー氏は、「どちらかが譲歩するまで、原油価格にとって最も抵抗の少ない動きは上(上昇)だ」と指摘。
原油が110ドル、120ドルと上がっていけば、ドル円の160円突破を止めることは難しくなります。
5. 【米国人事】ハセットNEC委員長の発言と「次期FRB議長」の影
アメリカの金融政策の司令塔が誰になるのか。
これも為替を動かす巨大なピースです。
🎙️ ハセット氏の発言: 「パウエル議長の留任」を支持
ハセット国家経済会議(NEC)委員長は、次期議長候補のウォーシュ氏が議会で承認されるまで、パウエル氏が暫定的に議長を続けるプランを「適切だ」と支持しました。
💡 市場参加者の見方
ウォーシュ氏のタカ派姿勢: 指名公聴会でウォーシュ氏が「インフレ抑制を重視する(金利を下げない)」姿勢を見せたことで、ドル買いに安心感が生まれました。
空白期間の回避: パウエル氏が残ることで「政策の継続性」が保たれると判断され、ドルの独歩高(円安)をさらに補強する結果となっています。
ウォーシュ氏のタカ派姿勢: 指名公聴会でウォーシュ氏が「インフレ抑制を重視する(金利を下げない)」姿勢を見せたことで、ドル買いに安心感が生まれました。
空白期間の回避: パウエル氏が残ることで「政策の継続性」が保たれると判断され、ドルの独歩高(円安)をさらに補強する結果となっています。
💡 今後のトレード戦略: 「原因→結果→予測」のまとめ
このカオスな相場で、初心者が「負けない」ためのガイドラインです。
🔍 現状(原因)
AI期待で株は最強だが、ホルムズ封鎖で原油も高く、ドルも売れない。
日銀の4月利上げ観測が後退(ロイター報道など)し、円買いの燃料が不足。
AI期待で株は最強だが、ホルムズ封鎖で原油も高く、ドルも売れない。
日銀の4月利上げ観測が後退(ロイター報道など)し、円買いの燃料が不足。
⚡ 直近の動き(結果)
日経平均6万円 vs ドル円159円台。
160.00円を意識した「重苦しい沈黙」の相場。
日経平均6万円 vs ドル円159円台。
160.00円を意識した「重苦しい沈黙」の相場。
🚀 今後のシナリオ(予測)
「160.50円」での介入を想定せよ:
もし原油が再騰し、160円を突破する局面があれば、夕方に予定されている片山財務相のインタビュー前後で、「断固たる措置(実弾介入)」が来るリスクが最大になります。
AIバブルの「変調」を見逃すな:
株高が円安を支えている(リスクオンの円売り)側面があるため、半導体関連の決算が悪ければ、株安とともに円高方向への急激な巻き戻しが起きる可能性があります。
ロット(取引量)を下げて「待つ」:
今は「一発逆転」を狙う時ではありません。
月末のリバランス(資産配分調整)による債券買いも予想されるため、金利低下 ➡ ドル安という流れが出るのを、ポジションを軽くして待つのが賢明です。
「160.50円」での介入を想定せよ:
もし原油が再騰し、160円を突破する局面があれば、夕方に予定されている片山財務相のインタビュー前後で、「断固たる措置(実弾介入)」が来るリスクが最大になります。
AIバブルの「変調」を見逃すな:
株高が円安を支えている(リスクオンの円売り)側面があるため、半導体関連の決算が悪ければ、株安とともに円高方向への急激な巻き戻しが起きる可能性があります。
ロット(取引量)を下げて「待つ」:
今は「一発逆転」を狙う時ではありません。
月末のリバランス(資産配分調整)による債券買いも予想されるため、金利低下 ➡ ドル安という流れが出るのを、ポジションを軽くして待つのが賢明です。
💡 次の壁: 手順を知るだけでは不十分
皆さんは今、「何が起きているか」を理解しました。
しかし、実際のトレードで最も難しいのは、「159.90円で買いのボタンを押さない自制心」です。
知識: 160円には介入が来るかもしれない。
実行: 「もっと上がるかも!」という周りの熱狂に流されず、利益確定や損切りを徹底できるか。
この「知識」と「実行」の差が、プロとアマを分けます。
最後に
2026年4月。私たちは、平和な時代の常識が通用しない「新しい世界」にいます。
一歩引いた目線で、「石油の動静」と「AIの成長」を冷静に天秤にかけながら、大切な資産を守り抜いていきましょう!
運営者情報
運営者:FX研究ブログ
管理者:ブタメン
略歴:管理人はファンダメンタルズ分析をメインとするトレーダー
ドル円をメインに分析解説を行っております。
2025年より当ブログを運営
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