ドル円159円台へ突入!トランプ氏「攻撃再開」の警告と、ウォーシュ新FRB議長を待ち受ける”利上げ”の地獄シナリオ

 







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皆さん、こんにちは。
2026年5月20日、水曜日。

為替市場は今、あらゆる国の思惑が激突し
息の詰まるような緊張感に包まれています。

現在、ドル円(USD/JPY)は159円近辺で推移しています。


前日にトランプ米大統領が「イラン攻撃を取りやめた」と発言し
市場には一瞬の安堵が広がりましたが、それも束の間でした。

トランプ氏はわずか1日で態度を急変させ
「再び大きな打撃を与えなければならないかもしれない」と
攻撃再開の可能性を強く示唆したのです。


この発言を受け、中東の和平交渉への期待は再び後退。

世界的な金利の上昇が再燃し
日本の日経平均株価はついに6万円の大台を割り込んでしまいました。


そして、アメリカではいよいよケビン・ウォーシュ次期FRB議長が就任しますが
彼を待ち受けているのは
「利下げ」という甘い夢ではなく「利上げ」という過酷な現実です。


「なぜトランプ大統領は急に意見を変えたの?」 

「ウォーシュ新体制でアメリカの金利はどうなる?」

 「日本の介入は、本当に160円まで来ないの?」


こうした疑問を解決し、皆さんがこの異常な相場環境で
確実に資産を守り抜くための戦略を徹底的に解説します!




1. ドル円159円目前: 介入警戒を吹き飛ばす「悪い金利上昇」


まずは、足元のドル円相場と日本市場の立ち位置を整理しましょう。

  • 現在のレート:ドル円は 158円90銭〜159円10銭付近 で推移。

  • 日本市場の現状: 日経平均株価は1200円超も下落し、節目の6万円を割れました。
    これは、アメリカの金利上昇に伴う「株安・円安」という最悪の流れです。

  • 市場の心理: 野村証券の後藤氏は、「ドル円が159円前後で高止まりする中、160円手前で再介入に踏み切る可能性に注意したい」と指摘しています。
    しかし、SBI FXトレードの上田氏が言うように、現在の158円〜159円前半では「介入してもすぐに戻される(無駄玉になる)」と市場は高を括っており
    介入の恐怖よりもドル買いの勢いが勝っています。




2. トランプ大統領の「変節」 ―― 焦りと威嚇の裏側

前日に「攻撃中止」を宣言したトランプ氏ですが
翌日には一転して強硬姿勢を見せました。


🚨 なぜ攻撃再開を匂わせたのか?

トランプ氏は記者団に対し、「戦争はしたくないが、彼らに再び大きな打撃を与えなければならないかもしれない。待つのは金曜か土曜か日曜までだ」と、具体的な期限を区切って警告しました。

  • 背景にあるもの: イランが米国の「和平提案(核施設の解体など)」を拒否し続けているからです。
    トランプ氏は11月の中間選挙に向けて、ホルムズ海峡の封鎖を解き、国内のガソリン価格を是が非でも下げたいと考えています。
    そのための「交渉のカード」として、軍事攻撃の脅しを限界まで使っているのです。


📉 市場への影響: 再び広がるインフレの恐怖

この発言により、「戦争終結 ➡ 原油安」のシナリオは消え去りました。
原油価格の再高騰が意識され、米国の30年債利回りは一時5.19%という2007年(世界金融危機前夜)以来の超高水準にまで跳ね上がりました。



3. ウォーシュ新FRB議長の試練 ―― 「利下げの操り人形」からの脱却

アメリカでは、次期FRB議長に指名された
ケビン・ウォーシュ氏の人事が上院で承認されました(賛成54、反対45という歴史的な僅差)


🏦 市場が抱く「疑念」と「期待」

  • 当初の期待: トランプ大統領に指名されたウォーシュ氏は、「就任後すぐに利下げをしてくれるハト派(緩和推進派)」だと思われていました。
    これが「ウォーシュ取引」と呼ばれる利下げ期待のトレードを生んでいました。

  • 現在の疑念: しかし、イラン戦争によって米国のインフレ(CPI)が再加速している今、「利下げなど絶対に不可能だ」という見方が市場を支配しています。


🎙️ FRB高官たちからのプレッシャー

フィラデルフィア連銀のポールソン総裁は、「労働市場が安定している以上、利下げが適切となるのはインフレ状況の持続的な改善が確認された後になる」とクギを刺しました。

つまり、ウォーシュ氏がどれほどトランプ大統領から「利下げしろ」と圧力を受けても、FRB内の他のメンバーや、インフレに苦しむ経済の現実がそれを許さないのです。
市場は「ウォーシュ体制でも、結局は高金利を維持(あるいは利上げ)せざるを得ない」と見抜いており、これが圧倒的なドル買いの根拠となっています。



4. 日本政府の苦悩 ―― 片山財務相の「断固たる措置」は効くのか?

日本の通貨当局も、為替防衛に向けて牽制を続けています。


🎙️ 片山財務相とモルガン・スタンレーの視点

  • 片山財務相: G7会議後の会見で、「断固たる措置を取るときは取る」と改めて介入の意思を示しました。

  • モルガンS・田村社長の指摘: 米モルガン・スタンレー日本法人の田村社長は、「為替介入だけでなく、日銀が6月に利上げを実施しなければ、円は170円まで下落する可能性もある」と警告しました。
    「まずは行動(利上げ)を起こすことが第一歩だ」と、日銀の及び腰な姿勢を突いています。

市場の解釈: 「口先だけの介入警戒ではもうドル円は下がらない。本当に円安を止めたいなら、実弾(160円での介入)か、日銀の利上げが必要だ」というのが、ウォール街の一致した見解です。



5. 【欧州の参戦】ECBナーゲル総裁「何らかの対応が必要」

ドルと円の戦いの裏で、欧州(ユーロ)も金利を引き上げる準備を始めています。


🇪🇺 ユーロ圏のインフレとECBの覚悟

ドイツ連邦銀行のナーゲル総裁(ECB政策委員)は、「エネルギー供給の衝撃が長期化し、至る所でインフレが加速する可能性が増している。
これは何らかの対応(=利上げ)が必要だということを意味する」と踏み込んだ発言をしました。

これまでは「スタグフレーション(不況下の物価高)」を恐れて利上げをためらっていたECBですが、インフレの波に耐えきれず、ついにタカ派(引き締め)に舵を切り始めています。
これにより、ユーロも円に対して買われやすい(ユーロ高・円安)状況が作られています。



💡 総括:今後のトレード戦略と通貨の強弱


🔍 今日のポイントおさらい

  • 米国: トランプ氏の攻撃示唆で原油高が継続。
    インフレ懸念からFRBは「利下げ不可能」のタカ派状態。

  • 欧州: ECBもインフレに耐えかねて「利上げ」を示唆し始めた。

  • 日本: 介入は警戒されているが、159円前半ではまだ遠い。
    日銀の利上げも6月までは動かない。


🚀 通貨の強弱バランス(予測)

現在の世界的な通貨のパワーバランスは、明確に以下のようになっています。

【強】 ドル(利上げ観測・有事の買い) > ユーロ(利上げ示唆) > 円(金利差で圧倒的不利) 【弱】


🛡️ 初心者が実践すべき「トレード戦略」

  1. 「ドル円のショート(売り)」は絶対に避ける: 「159円だから高すぎる、下がるはずだ」という感覚的な売りは、現在の金利差と原油高のファンダメンタルズに完全に逆行しています。
    介入が来ても、すぐに買い戻される展開が続くため、安易な売りは命取りになります。

  2. 狙うなら「ユーロ円(EUR/JPY)」のロング(買い): ドル円は160円の「介入の壁」が怖くて買いにくいという方は、ECBの利上げ観測が強まっているユーロ円に注目してください。
    介入の直撃を受けにくく、金利差の拡大を背景にした「ユーロ高・円安」の波に乗りやすい環境が整っています。

  3. 週末(金・土・日)のリスク持ち越しを避ける: トランプ大統領が「金曜か土曜か日曜まで待つ」と発言している以上、週末に中東で軍事行動が起きるリスクが極めて高いです。
    金曜の夜にはポジションを完全に決済し、ノーポジション(現金)で週末を迎えるのが、プロの鉄則です。



最後に

2026年5月20日。
私たちは、大国の軍事的な駆け引きと、インフレという見えない敵が複雑に絡み合う、歴史的な相場の転換点にいます。


情報を正しく読み解き、「今、世界のお金がどこに向かっているのか」を理解できれば、為替相場は決して怖いものではありません。

資産を全力で守りながら、確実なトレンドに乗っていきましょう!







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略歴:管理人はファンダメンタルズ分析をメインとするトレーダー
ドル円をメインに分析解説を行っております。
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